2025年

9月

15日

13_ついに大物!憧れのトートバッグ作りに挑戦

洋裁を始めて5作目。これまでのコースター、ボトルケース、メガネ袋、ストーブケースと小さな作品で基本を学んできた私が、ついに大物、トートバッグに挑戦することにしました。

きっかけは、昔から憧れていた某アウトドアメーカーのトートバッグです。OTOKOミシンを手に入れた時、「これなら自分でも作れるんじゃないか?」と勝手に思い込んでいたのです。

すぐに帆布生地を購入し、いざ製作開始!しかし、これが想像以上に手ごわい相手でした。

 

帆布の壁とOTOKOミシンの真価

 

型紙を裁断し、いよいよミシンで縫い合わせる工程に入ると、早速大きな壁にぶつかりました。

厚くて硬い帆布生地。 これが2枚、4枚と重なると、驚くほどの厚みと硬さになります。

これまでの木綿生地とは違い、フットコントローラーを少し踏んだだけでは針がなかなか進みません。布がミシンの中で止まってしまったり、針が布を貫通しきれずに糸が絡まってしまったり…。

「やっぱり大物は難しいな…」と内心諦めかけましたが、ここで相棒のOTOKOミシンの真価が発揮されました。

フットコントローラーをしっかりと踏み込むと、強力なモーターが力強く作動し、針が分厚い生地を「ズズズ…」と確実に縫い進めてくれます。まるで、分厚い氷を砕くように頼もしいその姿に、何度も「すごい!」と声を上げてしまいました。

やはり、大物を縫うには、しっかりした針とモーターのパワーが重要だということを肌で感じました。

 

新しい技術の習得:ポケットと持ち手

 

トートバッグ作りでは、これまでの技術に加え、さらに新しい技術を学ぶ必要がありました。

  • 外ポケットと内ポケット 布を袋状に縫うだけでなく、きれいに縁を処理し、本体にずれないように縫い付ける必要があります。さらに入れやすくするために、中央に余裕を持たせて縫うなど、工夫が凝らされていて、先生のポケット作りの技術に感心しました。

  • 持ち手の取り付け トートバッグの顔ともいえる持ち手。一番力がかかる部分なので、しっかりと縫い付ける必要があります。ミシンを何度も往復させて、丈夫に縫い付ける方法を学びました。


 

そして、憧れのトートバッグが完成!

 

苦戦しながらも、先生の丁寧な指導と、OTOKOミシンの強力なパワーのおかげで、ついにトートバッグが完成しました!

 

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2025年

9月

06日

12_懐かしの相棒に新しい服を!「ガソリンストーブケース」に挑戦


 

定年退職後、洋裁を始めて早4作目。今回の作品は、私にとって特別な存在のものです。

それは、40数年前、若い頃の私の冒険にいつも寄り添ってくれたガソリンストーブ「スベア123」のケース。夏は登山、冬はスキーへと、山へ出かけるたびに即席めんやコーヒーを沸かしてくれた、懐かしい相棒です。

いつの間にか外箱が傷んでしまっていたので、これまでに学んだ洋裁の技術を使って、新しいケースを作ってあげることにしました。


 

新たな課題は「ヒモ通し」

 

四角いコースターで「縫い代」「角出し」、ボトルケースやメガネ袋で「マチ」を学び、少しずつ技術が身についてきた私。今回のストーブケース作りで加わった新たな技術は、「ヒモ通し」でした。

巾着袋のように、口の部分にヒモを通して絞るための構造です。

先生(妻)から教わったヒモ通しのやり方は、

  1. 口の部分を折り返して縫う。

  2. その折り返した部分にヒモ通し口を開けておく。

  3. ヒモを通す。

というもの。

簡単そうに見えましたが、「ヒモ通し口」の正確な位置や、折り返し部分の幅を均一に保ちながら縫うことが、初心者にはなかなか難しい!

特に、ヒモ通し口を開けておく部分を間違えて、うっかり最後まで縫ってしまいそうになることも…。先生に「そこは縫っちゃダメよ!」と何度も助けてもらいながら、なんとか口の構造を完成させることができました。


 

新しいケースをまとって、いざ山へ!

 

そして、すべての工程を終え、ついにガソリンストーブケースが完成!

 

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2025年

9月

05日

11_練習あるのみ!将来の夢へつながる「メガネケース」に挑戦

定年退職後、洋裁を始めてから3作目となる今回の作品は、メガネケースです。実は、将来は革でオリジナルのメガネケースを作りたいという密かな目標があり、そのための練習として、まずは前回ボトルケースで使ったのと同じ木綿の余り布で挑戦することにしました。

四角いコースター、立体的なボトルケースとステップアップしてきましたが、今回のメガネケース作りで、また新たな発見があったのです!


 

まさかの盲点!上糸と下糸は同じ色じゃない?

 

メガネケースの作り方自体は、これまでの応用で筒状に縫うものでした。特に問題なく、私はいつものように、上下とも同じ色の糸をセットして縫い進めました。

そして、試行錯誤の末、ついにメガネケースが完成!

 

 

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2025年

9月

02日

10_コースターの次はボトルケース!「マチ」と「タブ布」に挑戦

 定年退職の記念に、甥がプレゼントしてくれた「snow peak」のステンレスボトル。スタイリッシュなデザインを傷つけないように、これにぴったり合うケースを自分で作ってみることにしました。

四角いコースターで基本を学んだとはいえ、筒状のケースを作るのは初めて。新しい挑戦にワクワクしながらも、先生(妻)から渡された課題は**「マチ」と「タブ布」**。さあ、私の次なる奮闘記、始まります!


 

ボトルケースの鍵「マチ」に大苦戦!

 

今回のボトルケース作りで、私が最初にぶつかった壁が「マチ」でした。

マチとは、バッグや袋物の底にある、奥行きを出すためのパーツです。これがあることで、ボトルケースが立体的になり、ボトルを安定して収納できるようになります。

マチの作り方は、側面になる布を筒状に縫い、その底部分を折りたたんで縫い合わせるというシンプルなもの。

しかし、実際にやってみると、これが難しい!

「底部分のサイズをどう決めるか?」

これが最大の課題でした。ボトルの底は円形ですが、マチは直線で縫い合わせるため、その長さをぴったり合わせるのが至難の業。計算を間違えると、底が余ったり、つったりして、ボトルがうまく収まらないことに。

頭を抱えていると、「ボトルの直径を測って、そのサイズに合うマチにすれば大丈夫よ!」という先生の明快なアドバイスで、なんとかサイズを決定することができました。


 

厄介な強敵「タブ布」を攻略!

 

マチに加えて、もう一つの難敵が「タブ布」でした。

タブ布とは、キーホルダーなどを取り付けるための、小さな帯状の布です。今回私が作ったボトルケースでは、ショルダーストラップをつけられるよう、上部にタブ布をつけることにしました。

今回のボトルケースでは、余り布の木綿生地を使いました。軽くて縫いやすいのですが、このタブ布は、何重にも折りたたんで本体の生地と重ねて縫うため、驚くほどの厚みになります。

通常の家庭用ミシンでは、この厚みを縫うのは至難の業。針が折れたり、糸が絡まったりする可能性もあります。

でも、私には頼もしい相棒がいました!

「これなら大丈夫!OTOKOミシンの出番だ!」

厚物もスイスイ縫えると評判の「OTOKOミシン」の出番です。先生も「このミシンなら余裕ね!」と太鼓判を押してくれました。

フットコントローラーをしっかりと踏み込むと、ミシンは力強い音を立てて、分厚い生地をものともせず縫い進めてくれました。針が上下するたびに、「おぉ!」と感動の声が出てしまいます。


 

初のボトルケース完成!

 

「マチ」の計算と「タブ布」の厚みという新しい課題を乗り越え、ついにボトルケースが完成しました!

 

 

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2025年

8月

25日

09_ついに完成!初めての作品「四角いコースター」全貌お披露目!

「糸調子」「返し縫い」「直線縫い」「90度方向転換」、そして「縫い代を割る」「角出し」…。洋裁を始めてから、本当にたくさんのことを学び、時には苦戦しながらも、ついにこの日がやってきました!

私の洋裁人生で初めての作品、四角いコースターがついに完成しました!


 

これが私の「ファーストコースター」だ!

 

ジャジャーン! 

どうでしょうか?

もちろん、プロの作品と比べれば、縫い目は完璧とは言えませんし、角も「ピシッ!」とはいかず、ちょっと甘い部分もあります。でも、私にとってはまさに**「こだわりの一点もの」**です!

ミシンに触れるのも何十年ぶり、洋裁なんて全くの素人だった私が、自分の手で布を縫い合わせ、形あるものを作り上げた。この達成感は、想像以上でした。


 

喜びと、次への期待

 

初めてのコースター作りは、私にとって洋裁の基本を学ぶ最高の教科書になりました。

  • ミシンとの対話: フットコントローラーの微妙な操作、糸調子の重要性、返し縫いでの縫い目の固定。一つ一つの工程でミシンとの「対話」が生まれた気がします。

  • 先生(妻)の存在: 「裁ちばさみは紙を切っちゃダメ!」「柄が引き立つように!」「糸調子が合ってないわよ!」など、その都度先生からの的確なアドバイスがあったからこそ、ここまでたどり着けました。一人ではきっと、途中で投げ出してしまっていたでしょう。先生、本当にありがとう!

  • 洋裁の奥深さ: たった一枚のコースターですが、そこには「縫い代」や「角出し」といった奥深い技術が詰まっていることにも驚きました。そして、この学びが、次に作る「袋物」に直結しているという発見も、私の創作意欲をさらに掻き立てました。


 

これからのハンドメイドライフ

 

完成したコースターは、さっそくダイニングテーブル上で活躍しています。コーヒーカップを置くたびに、「これ、俺が作ったんだよな」というちょっとした誇らしい気持ちが湧いてきます。

この小さな成功体験は、私の定年後の新しい挑戦に大きな自信を与えてくれました。

次は、丸いコースター、水筒袋、巾着袋、そして大物であるトートバッグと、作りたいものがたくさんあります。

これからも、洋裁初心者ならではの発見や失敗談、そして何より洋裁の楽しさと、先生である妻の洋裁教室の魅力を、このブログで皆さんと分かち合っていきたいと思います。

私のハンドメイドライフは、まだ始まったばかり! 次回もお楽しみに!

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